∴ICコラム〖湿度と結露〗
2025/02/05
こんにちは! IC・企画の者です。日頃よりお世話になっております。
この記事では、『湿度と結露』について私が学んだことを発信いたします。
お家づくりのお役に立つことができれば嬉しいです♪
湿度
日本では、夏は高温多湿で冬は乾燥するので、室内環境を快適にするための湿度と乾燥への対応が快適に過ごすための重要なポイントとなっております。
湿度には、相対湿度と絶対湿度がございます。
【相対湿度】
一般的に人が感じる湿度の指標のことなので単位はパーセントで表されています。
ある温度の乾いた空気が含むことのできる最大の水分量(飽和水蒸気圧)に対する測定場所の水分(水蒸気圧)の割合のことをいいます。
※相対湿度=水蒸気量/飽和水蒸気量
飽和水蒸気圧とは、乾いた空気が最大限に含むことができる水分量のことです。
湿度が高いと多くの水分を蓄えることができますが、規定値を超えると結露します。
【絶対湿度】
空気1㎏に含まれる水分重量で表す重量絶対湿度と、
1㎡に含まれる水分重量で表す容積絶対湿度がございます。
絶対湿度=水蒸気量/一定量の空気(㎏・㎡)
結露
水蒸気を含む空気が壁などで冷やされ、その表面で水として凝結することをいいます。
温かい空気は冷たい空気よりも水分をたくさん含むことができます。
温かい空気のとき相対湿度が50%だとしても、温度が下がると同じ水分量でも相対湿度が100%になり結露するということです。
住まいにおける結露の恐怖は、壁の中で結露をするとカビや腐りの原因になること等です。対策としては防湿シートや透湿防水シートを施すなど工夫をすることができます。
結露防止対策
結露は湿度、温度、温度差の環境により発生します。
そのため、換気や除湿をすることで、結露を軽減することができます。
防湿シート
ポリエチレンやアルミ厚着フィルムなどでできており、室内の水蒸気が壁内に入り込むのを防ぐためでございます。
透湿防水シート
湿気は通しますが水は通さないシートです。
空気中の水蒸気は水よりも粒子が細かいため、シートを通り抜けることができるということでございます。壁内の湿気を外部に放出する効果を期待することができます。
特に断熱性の高い住宅には必須となります。
最後までご覧いただき有難うございます♪
今回の記事では、湿度と結露について述べさせていただきました。
日本の不安定な気候の影響を受けずにお住まいを快適にお過ごしいただける工夫がおうちの構造には施されております。
居心地の悪い空間とは無縁になりますよう、お家づくりに携わるスタッフ一同、お施主様とともに長期的に快適なお住まいを創造してまいります。
お打ち合わせの際には、お施主様のご要望をお伝えいただけましたら、弊社スタッフ一同、お客様のご希望に合わせて最適な空間づくりを提案してまいります。