「秋だからこそやる」おうちのお手入れ3選
2024/10/06
暑かった夏も、ようやく陰りを見せはじめた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
毎日のように猛暑日が続くと、毎日の家事もちょっと手を抜きがち。とくに細かな部分のお掃除なんかは、多くの人が涼しくなったらやろう・・・と、やることリストに貯めこんでいるのではないでしょうか。
特に夏は、様々な理由から家に汚れが残りやすい季節。見える汚れだけならいいのですが、目には見えない汚れも多く、放っておくと悪臭に変わったり、場合によってはお家や設備の寿命を縮めてしまうことも。
もう少しすればどうせ大掃除もやるんだし、と先延ばしにしている方も少なくないとは思いますが、冬が来るまでにやっておきたい「秋のお手入れ」を、とくに重要なものから3つご紹介いたします。
なかなか重い腰が上がらないという方にも、せめてここだけ!という部分を、簡単なお手入れ方法や重要な理由も書いていますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
フローリング
01
フローリングときけば、普段から掃除機などでお手入れが行き届きやすい場所じゃないか、と思われるかもしれません。近年ではロボット掃除機の普及もあり、ここは大丈夫、と安心している方も多いのでは。
フローリングは人が多く触れる場所でもあり、とくに夏場は裸足で過ごす機会も増えることで、体の皮脂や外から拾ってきた汚れが残りやすくなります。フローリング表面についた油汚れなどは、なかなか掃除機では取り切れず、そのまま放っておくと変色や傷みの理由になることも。
最も効果的なのは、雑巾がけやモップによる拭き掃除。ほとんどの場合は、洗剤を使わずともぬるま湯につけて硬く絞った雑巾で拭くだけで十分です。とくに無垢フローリングの場合は、木が水を吸ってしまわないように乾いた雑巾か、水分をしっかり絞った雑巾で拭くよう心掛けましょう。
どうしても気になる汚れやべた付きを感じるときは、中性洗剤を薄めたものを使用しましょう。バケツに半分程度の水に小さじ1杯程度の中性洗剤を混ぜたものに雑巾をつけ、硬く絞って使うのがオススメです。酸性やアルカリ性の洗剤を使用すると、かえって木目が変色したりコーティングを剥がしてしまうこともあるので、絶対に控えましょう。
フローリングのワックスがけについて
もし余力があれば、掃除した後のフローリングにワックスをかけておくのが効果的です。
見た目もつややかでキレイに見えるだけでなく、撥水効果で水分・油分が残りにくくなり、汚れに強くなります。半年に一度のワックスがけで、フローリングを長くキレイに保つことができ、普段のお掃除も楽になります。
ワックス自体もドラッグストアやホームセンターで1000円以下で手軽に手に入る場合がほとんど。シートワイパーなどに染みこませて塗り広げるだけでよく、塗ってから30分程度で乾くので意外と簡単です。
ただしフローリングの材質や、ペットの有無などによって最適なワックスが異なる場合があるので、ワックス選びは慎重に!
エアコン
02
夏場の働き者といえば、なんといってもエアコン。猛暑続きの夏の間、エアコンを回しっぱなしにしていたという方も多いのでは。
熱中症対策に、いまや何を差し置いても必須の家電ですが、冬になれば今度は暖房に切り替えてまた長く使う必要があります。ぜひその前に、夏の功労者を労うような気持ちでお手入れをしておきましょう。
フィルターは薄めた中性洗剤を含ませたスポンジなどで優しく吹き上げ、日陰でしっかり乾かしましょう。内部のファンなどはホコリを掃除機で吸い込み、見えるところはキッチンペーパーを巻き付けた割りばしなどを使って、しっかり拭き掃除。
手の届かないファンの奥などが気になるときは、エアコン掃除専用のスプレー洗剤などでカビや雑菌もキレイに洗い流しましょう。掃除のときはエアコンの電源コードをコンセントから抜いておくのを忘れずに!
掃除が終わったら、送風モードなどで内部をしっかり乾かしておくのが大事。水分が残っていると、またそこからカビなどが発生する場合があります。1時間ほど送風をかけておけば、ほとんど水気はとれるハズ。
エアコン掃除を怠ると、健康被害に繋がる!?
季節のはじまりにエアコンの電源をつけると、なんとなく湿っぽい、田舎の物置のようなニオイがすること、ないですか?
そのニオイ、もしかすると内部のホコリやカビが原因かもしれません。
エアコンは吸い込んだ空気を冷やしたり温めたりして再度放出することで、お部屋の温度を快適にしてくれます。その時に吸い込んだホコリが内部に貯まりやすいため、フィルターなどにびっしりとホコリがつくのです。
また、とくに夏場の冷房運転時は、結露によって発生した内部の水分によってカビが発生する場合もあります。ホコリが貯まった不衛生な状態と相まって、カビにとって最適な環境になるのです。
ニオイだけでなく、カビ菌などを含んだ空気がエアコンから放出されることで、最悪の場合人体に悪影響となることも。季節の変わり目には、必ずエアコン掃除をするよう心がけましょう。
布素材
03
夏場は汗をかきやすい季節。かいた汗はお風呂で流せばいいのですが、布製ソファや寝具は夏の間たっぷり汗を吸い込んでしまいます。この状態で使い続けるのは、洗っていない服を着続けるようなもの。最悪の場合、ダニなどの発生を呼ぶこともあります。
布素材にとって一番効果的なのは、天日干しにすること。太陽光に含まれる紫外線によって雑菌の数が減少し、内部までしっかり乾燥させることによって湿気が好物のダニの発生も抑えることができます。
とはいえ、日光に当てて干すために大きな寝具を運ぶのも一苦労。クッションを取り外せないソファなどの場合は、そもそも天日干しが現実的ではありません。
そんな時には、布団乾燥機が大活躍。短時間で効率的に乾燥させることが可能なほか、布団だけでなくソファにも使える製品もあります。内部までしっかり乾燥させることでダニが潜みにくい環境をつくることが大切です。
他にもいろいろ、ソファのダニ対策
一台あればいろいろと便利な布団乾燥機ですが、ご自宅にない場合はスチームアイロンでも代用が可能です。
一般的なダニは50度程度の熱で死ぬと言われていますが、アイロンのスチームであれば100度近い高温を内部まで伝えることができるので、布製ソファには最適です。ただし、ソファの布はアイロンの使用を想定していない場合もあるので、必ず当て布などをして直接当てないようにすることが大事です。
また除菌性能を備えた消臭スプレーも市販されており、日常的なケアにはこういったスプレーや掃除機だけでも十分です。