株式会社椿工務店

カッコいい玄関のつくりかた①|玄関扉

カッコいい玄関のつくりかた①|開き戸?引き戸?メリットとデメリットを解説!

2023/06/13

「広くて開放的なリビングがほしい」

「家事が楽になる水廻り動線がイチバン!」

「落ち着けるプライベート空間としての居室を」

 

・・・住宅に求めるモノは千差万別。とくに、注文住宅で自分のこだわりを詰め込んだ家を建てたい、と思う人ほど、「ココはこうしたい!」という、強い思いがあるのは当然かと思います。

 

そこで質問。注文住宅を建てようとお考えのあなた、「理想の玄関」像、ありますか???

 

家に入って、イチバンに目にすることになる玄関。家の中の「第一印象」を決める部分であり、少なくとも一日一回は通る場所。もちろん、おうちにゲストを呼んだ時に、まず最初に見られることになる部分でもありますね。

 

なんとな~く「おしゃれな玄関がいいなぁ」「明るくてじめじめしてない感じ」「収納がたくさんあって・・・」という理想のイメージは、もちろんあるかと思いますが、「こういう玄関がつくりたいんや!!!」と、具体的な理想像を頭に描いて家づくりをはじめる・・・という方って、そんなにいないんじゃないでしょうか?

確かに長居する場所ではありませんし、居心地の良さよりも実用面を重視するのはある意味当然。でも、家の印象をまず決める玄関、人間に例えると「顔」のようなものだと思いませんか?

なら、やっぱりカッコいいに越したことはないですよね。カッコよくて、オシャレで、便利な玄関のつくり方を、いくつかのポイントに分けて解説いたします!

第一回は、玄関扉編!

目次

    こだわりはまず玄関扉から|玄関扉の種類

    主な玄関扉

    玄関づくりは扉から。

    使いやすさ・防犯性能の高さ・そしてデザイン。玄関の主役であり、家の要でもあります。

     

    扉には大きく分けて、オーソドックスな片開きタイプと、左右に開く引き戸タイプがあります。

    片開きの中にも、メインの扉の横に小さなサブ扉があって、必要に応じて観音開きで大きな開口部を作ってくれるものがあったり、引き戸の中にも左右入れ違いに開くことができる引き違い型のものがあったり、意外と玄関ドアっていろんな種類があるんです。


     

    開き戸のメリット

    玄関ドアといえば、開き戸という印象の方は多いと思います。

    実際、新築における採用率は、開き戸が実に90%もの割合を占めるそう。

     

    それほどまでに玄関に開き戸が採用されている理由。それはなにより、「玄関向き」の性能を兼ね備えているからに他なりません。

     

    開き戸はその構造上、開口部を必要最低限まで小さくしやすいのです。開口部が狭ければ、構造的に強くなりますし、断熱性も高くなります。

    また、引き戸と比較して密閉がしやすく、気密性・防音性が高くなります。さらに、今ではそこまで気にする必要はないかもしれませんが、日本家屋が引き戸から開き戸に置き換えられていった当時は、防犯性の面でも開き戸は有利でした。

    開き戸のデメリット

    では開き戸にデメリットはあるのでしょうか?

    ひとつは、メリットのところでも述べた「開口部の小ささ」。外と内をつなぐ玄関ドアは、可能な限り小さいほうが断熱性などで有利になるのは前述のとおり。

    しかし、開口部が小さくなればなるほど、出入りは不便になります。家具の搬入時や、自転車やベビーカーを家の中に収納する場合に、苦労した覚えはありませんか? 構造上、扉の取っ手などが邪魔になってしまう場面もあります。

     

    これらの問題が気になる方には、大小のドアを組み合わせた観音開きの扉を採用するのがオススメ。ただし、両開きの扉は、多くの場合片開きより値段が高くなってしまいます。

    引き戸のメリット

    ひと昔前まで、日本のお家といえば「ガラガラ~ッ」と開く引き戸がメジャーでした。

    時代の変化とともに、多くは開き戸に置き換えられていきましたが、いまあえて引き戸を玄関に採用するご家庭も増えています。

     

    そのメリットは、出入りのしやすさ。引き戸は開いてしまえば邪魔になることが少なく、ポーチ側に扉を開くためのスペースも確保する必要はありません。

    また開口部を広くとれるので、大きな荷物でも楽々通ることができます。

    敷居の上を戸車が滑る構造上、力をそれほど込めずに開くことができ、お子様も安心。ドアが大きくなっても、開くときに重さを感じることはほとんどないでしょう。

    引き戸のデメリット

    引き戸のデメリットの多くは、開き戸のメリットの逆となります。

    引き戸は構造上、密閉するのが難しく、断熱性・気密性・防音性などの玄関扉に求められる性能の面で、どうしても開き戸より不利となってしまいます。

    また、引き戸は設置に最低でも扉二枚分のスペースが必要となるため、狭小地の家だと取り付けが難しかったり、間取りに制限が生じる場合もあります。

    引き戸は開き戸に比べて必要なパーツの数が多く、価格が開き戸より高くなるケースも。さらに、開き戸と生産数が大きく異なる関係で、デザインのバリエーションなども少なくなる傾向があります。

    開き戸と引き戸、どちらがお好きですか?

    今では指紋認証や顔認証で鍵を開閉できたり、ボタン一つで自動で開いてくれるドアまで存在するとか!?

    時代は変わりますね。

     

    次回、オシャレな玄関・土間編!ぜひご覧ください🎵

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