株式会社椿工務店

アイランド?ペニンシュラ?キッチンの種類とそれぞれの特徴を解説!あなたに最適なキッチンは???

キッチンの種類とそれぞれの特徴を解説!あなたに最適なキッチンは???

アイランド?ペニンシュラ?キッチンの種類とそれぞれの特徴を解説!あなたに最適なキッチンは???

2023/06/27

注文住宅で選ばれることの多いシステムキッチン。最近ではほとんど迷うことなく「システムキッチンで!」と即決されるお客様も多いですね!

「システムキッチンって普通のキッチンとどう違うの?」という方ももしかしたらいらっしゃると思いますが、一言でいうと、シンクやコンロ、食洗器などが一体となった、キッチンに必要なものが「ひとまとまり」になったキッチンのことを主にシステムキッチンと呼びます。

なのでコンロを別に買う必要もなく、しかも余計な隙間などができないので、作業スペースが広くとれて、お手入れも簡単、とメリットたっぷり。

コンロ後付けのキッチンで、隙間に食材や油が落ちて、ベタベタになってしまって・・・という経験、一度は誰もが味わっているのでは???

そういう人にとって、システムキッチンはやはり羨望の対象になることが多いんですね!

 

今日は、システムキッチンのレイアウトを、施工事例写真とともにご紹介。対面式・壁付け、それぞれにどんなメリットがあるんでしょうか?

目次

    アイランドキッチン

    メリット:おしゃれな見た目とスムーズな動線

    「アイランドキッチン」は、キッチンの前後左右が壁から離れた、文字通り「島」のように独立した、対面形のキッチンのことです。

    ほんの数年前まで日本ではあまり見られなかったレイアウトですが、そのスマートでシンプルな見た目のカッコよさ、作業のしやすさなど、メリットの多さが知れ渡るにつれて、人気が高まってきました。

    アイランドキッチンは通常のキッチンと異なり左右が空くことで、人の通り道が複数に。キッチンからダイニングへの配膳、リビングから冷蔵庫へ飲み物を取りに、など目的に応じて常に最短距離を選ぶことができ、また片側で作業中の人の邪魔にならないようあえて回り込んだり、といった風に、窮屈になりがちなキッチンの動線が大きく改善されます。

    その他、キッチンをはさんで対面で作業ができるのもメリット。ご夫婦や、お友だちとはもちろん、お料理教室のように、お子様と一緒に料理ができたりすると楽しそうですね!

    デメリット:設置スペースに広い空間が必要

    アイランドキッチンは、左右を壁から離して設置する都合上、通常のキッチンより設置スペースを大きく取ることになります。

    無理に採用すると、結果的にリビングやダイニングが圧迫感で窮屈に感じることもあり、間取りによっては通常のキッチンの方が向いている場合もあります。

    また、価格も一般的には高くなる傾向があります。壁で支えることができないので、自立できるよう構造を頑丈にしなければならなかったり、化粧パネルが一面増えたり・・・といった理由で、そのような価格設定がされていることが多いようです。

     

    メリットがたくさんあるアイランドキッチンですが、ピタッと合う間取りでないと、せっかく高価なキッチンを購入したのに使いづらい・・・という後悔のもとにも。

    注文住宅であれば、アイランドキッチンを前提とした間取りづくりをイチ行えるので、ぜひ設計士とよく相談して導入しましょう!

    ペニンシュラキッチン

    メリット:アイランドの良いところを備えつつコンパクトに

    島を意味するアイランドに対して、「ペニンシュラ」とは半島という意味です。

    文字通り、キッチンの片側が壁に面したタイプの対面型キッチンで、アイランドキッチンに近いメリットを持ちながら、スペース効率がよく、価格も抑えられるなど、デメリットを一部打ち消す特徴も兼ね備えます。

    オープンでフラットなキッチンは、作業スペースを広く使うことができ、段差が少ないのでお手入れも楽に。

    動線に関しても、壁側をパントリーなどを設け、そのパントリーに別方向につなぐ出入口を作ることで回遊することができるようになるなど、間取り次第で家事動線を賢く短縮することができます。

    特別なコダワリがない限り、オープンキッチンはこのペニンシュラ型がオススメ!

    デメリット:オープンキッチン特有の欠点に注意!

    ペニンシュラキッチン・・・というより、アイランドも含めたオープンキッチンに共通のデメリットとなりますが、オープン・かつフラットなキッチンは、シンクの水撥ねやコンロ周りの油跳ねが、リビングやダイニングに及んでしまう、という問題があります。

    対策として、腰壁(キッチンとダイニングの間を隔てる低い壁)を設けたり、オイルガードをたてることで汚れの飛散を防ぐことができますが、場合によってはオープンキッチンが持つせっかくの開放感をいくぶん妨げることにもなります。

    キッチンの形は「何を優先するか」をしっかり考えて、決める必要がありますね。

    壁付けキッチン

    メリット:リビングやダイニングを広くとれる

    今では対面式キッチンが多数派となりつつありますが、あえて壁側に向けたキッチンにもまた違ったメリットがあります。「I型キッチン」というとこちらを指すことも多いです。

    壁付けキッチンのメリットと言えば、やはりリビングやダイニングを広くとれる、という点があげられるでしょう。対面キッチンの多くは、キッチン自体の奥行き、カップボードや冷蔵庫を設置する背面のスペース、そして人が通る通路の3つ分の幅が必要となりますが、作業スペースをダイニングなどの一部と共有する壁付けキッチンであれば、事実上キッチンの奥行きだけあればいい、ということになります。

    もちろん動線的にも、回り込んだりする必要がない分、最短距離でキッチンと他の部屋を結ぶことができます。配膳も楽々ですね。

    キッチン背面が壁となるので、油跳ねなどの心配もほとんどしなくて大丈夫。「実は最高のキッチンなんじゃないか???」という声もあるとか!?

    デメリット:作業中のコミュニケーションが難しい?

    デメリットらしいデメリットがない、と言ってもいい壁付けキッチンですが、作業中はリビングに背中を向けながらとなる場合が多いので、料理に集中することができる反面、家族の様子を伺ったり会話のために、手を止めて後ろを振り返る必要がでてきます。

    また、作業スペースをリビングと共有する都合上、お子様がキッチンのすぐ近くを通る可能性も考慮する必要があります。料理中はどうしても刃物や火を扱うことになるので、むき出しのキッチンに抵抗を覚える方は、キッチンを独立できる対面式などの方が安心感を得ることができるかもしれません。

    レイアウト次第ですが、カップボードなどが横並びになることが多く、作業動線が長くなってしまう場合も。

    セパレートキッチン

    メリット:高い作業効率を実現する動線

    「もう一つのキッチンの形」として、シンクとコンロを別々に分けて平行に並べるセパレートタイプという選択肢もあります。その形状から「II型」とも呼ばれます。

    シンクから振り返るだけでコンロへ食材を運ぶことができるので、ほとんどその場から動かずにそれぞれの作業が可能に。また、それぞれのユニットをコンパクトにまとめることができるので、作業スペースを確保しながらリビングに圧迫感を与えにくいのも特徴です。

    その効率性から「究極のキッチン」なんて呼ばれることもあり、お料理好きの方にとっては理想の選択肢かもしれませんね!

    デメリット:収納スペースの確保が難しくなる

    対面キッチンの背面と言えば、通常はカップボードなどを設置して食器・調理家電を置くのが一般的。しかし、セパレートキッチンはそのスペースをコンロに専有されてしまうので、収納スペースの確保には一工夫が必要になります。

    また、適時振り返りながらの作業は、慣れないうちはかえって戸惑ってしまうことも。通路部分に水分などが落ちて汚れの元になることにも注意したいですね。

    L型キッチン

    メリット:さらなる最高効率を追求!?スマートなレイアウト

    今注目が集まっているキッチンレイアウト、それがL型キッチンです。

    シンク・まな板スペース・コンロがすべて手の届く範囲にあるので、マルチタスクが必要なお料理における効率は、L型こそ至高・・・という声も。冷蔵庫なども含めて、作業中の移動距離を減らすことができます。

    両面を壁付けにしたレイアウトと、片側(多くはシンク側)を対面式にするレイアウトがあり、「対面式」「壁付け」「セパレート」それぞれのメリットをちょっとずつ良いとこどりできる、欲張りなキッチンです。

    デメリット:コーナー部分の使い方に注意!

    そんなL型キッチンですが、ひとつだけ気を付けたいのが、コーナー部分の使い方。

    せっかくのキッチン、スペースは広々と使いたいところですが、L型キッチンはその形状から、どうしても「カド」の部分ができてしまい、うまく扱わないとデッドスペースになりがち。調味料を置くスペースとして活用される方が多いと思いますが、とくにコーナーの奥は遠くなりがちなので、置き方を一工夫しないといちいち手を伸ばさないと取れない、ということにもなってしまいます。

    収納として使いづらくなるくらいなら、普段はあえて空けておいて切った食材などの一時保管のスペースにしたり、開き直って花瓶なんかを置いてもいいかもしれませんね。

    というわけで、今回は主なキッチンのレイアウトの種類と、よく言われるメリット・デメリットをまとめてみました。いかがでしたか?

    注文住宅は「まずはキッチンから!」というコダワリを持っているお客様も多いと思いますので、そういう方は好みのキッチンに合わせた間取りづくりもポイントとして覚えておくのをオススメします🎵

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